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12拍子!数え方のナゾ

こんにちは、フラメンコ踊り手みのもはるかです。

 

今日はフラメンコ七不思議のひとつについてぼやきたいと思います・・・

 

それは

「12拍子、数えはじめはどこなの?問題」

(*´・ω・`)

 

というのも先日のブレリア初級クラス。「2コンパス待ったあとの12拍目から入ってください」のフリに、少々戸惑い気味のビギナー生徒さん。

「何か分からないことありますか?」の問いに

「2コンパス待ったあとの12というのが、どこなのかまだよく分かりません」とのこと。「1から12が1コンパスだから・・・」

 

そこで私も気が付きました。

フラメンコ慣れしてる人は、12拍子、自動的に12から数えはじめますよね。

でも初めて習う人は、もちろん、1から数え始める。

 

ということは

 

12、1、2,3,4,5,6,7,8,9,10,11

12,1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11

12←この拍のこと

 

生徒さん

1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12

1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12←この拍?

1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12←この拍??

 

というふうにすれ違っていたわけです。

(*´・ω・`)

 

なるほど。

でも戸惑う生徒さんに、「12拍子の曲、特に踊りでは1ではなく12から数え始めることが多いんです」という曖昧な説明しかできない私。

 

だってエスコビージャ(足打ち)は1から数え始めるし、ギターのファルセータなんかも(おそらく)1からカウント始めますよね。

 

12始まりと1始まりが入り混じる12拍子、、これってとっても不思議だと常々思っています。

 

でも例えば、エスコビージャで1、2、3のセンティード(調子)だったものが12頭取りにカンビオ(変化)するとき。なんか爽快感というか。フラメンコっぽい!というか。

 

もしかしたら偉大な発明なんじゃないかと思えてきます。

理屈じゃしっくりこないけど。慣れるとなんの違和感もない。逆に素晴らしくフラメンコの可能性を広げてる。

 

考えついた人、天才?(笑)

 

 

12拍子はよく時計に例えられますね。コンパス(リズム)がぐるぐる回り続けるイメージ
12拍子はよく時計に例えられますね。コンパス(リズム)がぐるぐる回り続けるイメージ