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フラメンコの先生が使ってるスペイン語単語、どういう意味?

こんにちは!横浜でフラメンコ教室をやっています、みのもはるかです。

フラメンコやスペイン語に役立つ豆知識ブログを、ノンビリ更新しています☆彡

 

 

今日は、フラメンコのレッスンでよく耳にするスペイン語について。

 

 

この間レッスン中に生徒さんから、「先生の言ってる単語がたまに分かりません」とのツッコミを受けました…!^^;

 

フラメンコの専門用語、とか

日本語にしづらいニュアンスの言葉、とか

 

 

いろいろありますよね。

 

専門用語なら生徒さんにも覚えてほしいし「日本語ではこういう意味だよ」と説明も簡単だけれど

 

後者はニュアンスの説明すら難しい…

 

のに、私は無意識に濫用しているみたいです(笑)

 

 

なので今日は私がクラスで口にしているであろう単語や、

スペイン人に習うときに必ず耳にする単語を少しだけ紹介してみたいと思います。

 

今回はさらっと、本当に頻発な「基礎単語」編を。

もっとフラメンコを深く知るための、私的「ちょっとオタク単語」編は、いつか改めて書こうと思います。



「リズム」に関する単語


compás(コンパス): 大きくは、フラメンコのリズム体系のこと。1小節、みたいな単位としても使われる。

(例えば12拍子の曲なら、1コンパス=12拍)

 

・palma(パルマ): 手拍子のこと。「パルマ」で「コンパス」を奏でる、ってところからフラメンコは始まります。

 

・contratiempo(コントラティエンポ): 裏拍。略して「コントラ」、とか言ったりします。表拍はtiempo(ティエンポ)。

 

"A tiempo!" 表拍に!

"A contra!" 裏拍に!

 

"A compás!" は「コンパス通りに!」

ズレてる時とかによく言われます(笑)

 



日本語にできない、意味も広い、けど超重要な「ジャマーダ」「レマーテ」


llamada(ジャマーダ): 直訳すると「呼ぶこと」。何か変化を起こしたいときに出す合図のことです。

フラメンコにシナリオはないので、この「ジャマーダ」を使って意思疎通を図ることが不可欠です。

たまに「ジャマーダ=歌を呼ぶこと」だと勘違いしてる人がいますが、ジャマーダの意味はもっともっと広いです。

 

 

remate(レマーテ): 直訳すると「終わりを向かえること」。日本語だと「締め」とか「抜け」と訳されることが多い。



あらゆる場面で登場「センティード」


sentido(センティード): 直訳は「意味」。でもフラメンコの場面で使われるときは大抵、「スウィング」「ノリ」的なニュアンス。

 

パルマにしても、踊りにしても、

"Con sentido!"

とよく言われます。

 

ディテールひとつひとつに

「意味を持たせて!」



専門用語でも何でもないけど。「イー!」


これは、かけ声です。

y(イ)はスペイン語でandの意味。「せーの!」がスペイン語では「イー!」になります。

 

これを知らなかったら、生徒さんは私が「イーイー」言ってるのさぞ奇妙だろうなぁと。

 

 

 

 

書きながら「あれもこれも」と思いついてきましたが、中でも私が普段からよく使うな、と思うものを選んでみました。

 

フラメンコをもっと深く知るための

「ちょっとオタク単語」編も、近々書いてみようと思います。

 

参考になれば幸いです(^^)