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12/12アンダルーサライブ終了☆

楽しみ&ドキドキだったライブが終わりました。

誘ってくれた裕子さん、名古屋から参戦してくれた好美さん、大先輩でありながら優しくしてくれた櫻子さん、そして分厚い壁のようにどっしり構え、支えてくれたエンリケとパコ。

そして観に来てくださった大勢のお客様。

 

どうもありがとうございました!

 

 

 

スペイン人巨匠たちと共演ってことで怖い気持ちもありましたが、今回特に感じたのは、彼らは私たち踊り手を「支える」べく働いてくれているってこと。

 

知らない歌が来たら怖いとか、ファルセータがどうとか、考えるだけ無駄なのかもって思ってしまいました。なぜなら彼らは踊り手のやっていることに対して「最善」を見極めて提供してくれるから。

 

リハでエンリケが各自の曲の構成をしっかり紙に書いていたことにちょっと驚きました。(フラメンコ、即興こそが華、説が昔、私の中で強烈に芽生えましたがいよいよ勘違いなのかもしれません。)まあスペインでは構成メモしたりしないと思いますが。まずは踊りをしっかりやれよってことなのかもしれません。

 

おそらく、「最善」を提供してもらうには、踊りが「要求」しなければいけないですよね。

 

中途半端な、何がほしいか分からないような踊り方だと戻ってくるレスポンスも中途半端になる。当たり前だけど、つい忘れてしまうことでもあります。「振付」をただ夢中で踊るならこういう問題はないですが・・・。私なんか「フラメンコ」がしたい!って思いが強いので、歌に合わせようとか考えたり、振付をなぞることへの罪悪感みたいなのが湧いてくることがありますが、それがかえって踊りを邪魔してることもあるのかもしれません。「Hazlo con seguridad!!(確信を持ってやりなさい!)」とスペインで散々言われるのにね。

 

やるべきことをやらずして、即興だなんて、百年早いと背中で語られた気分です。

 

 

エンリケおじちゃんは人柄もとってもチャーミングで、曲間のMCでの自己紹介は「ワタナベケンです」でした。去年はビートたけしだったのに。

リハのとき横に座ってたら、「Cómo tocas la palma.(ニヤリ)」とパルマを褒めてくれたのがすごく嬉しかった☆はやく百年後にならないかな。